恐喝事件の被害者が”工藤会総裁”ら提訴 福岡県警が支援
九州朝日放送
「福岡県警が公的支援する制度」を初めて使い、特定危険指定暴力団・工藤会の元幹部による恐喝事件の被害者が31日、損害賠償を求めて提訴しました。 福岡県警が公的支援したのは、工藤会を脱退した北九州市の男性が、元幹部の男に1200万円を脅し取られた恐喝事件をめぐる損害賠償請求です。 福岡県警などによりますと、県警は暴力団などが関与する刑事事件での「損害賠償請求の提訴」に向けて、被害者支援などのために「事前調査」の弁護士費用などを全額負担する制度を、去年6月から運用しています。 この制度を使い、今回の被害男性は、総裁の野村悟被告、会長の田上不美夫被告や元幹部の男に対して約1452万円の損害賠償を求め、31日、福岡地裁に提訴しました。 県警は「今回初めて提訴に繋がった。今後も被害者を支援してきたい」としています。
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