「署長だから許されるだろう」官用車を部下に運転させ昼食へ 税務署の署長を懲戒処分
愛知県内の税務署の署長が昼食をとるためなどの私的な目的で官用車を利用していたなどとして停職1カ月の懲戒処分を受けました。 名古屋国税局によりますと税務署の署長で60代の男性は2024年5月から7月までの間に4回、昼食をとるためなどを理由に私的に官用車を利用しました。運転は部下の職員にさせていたということです。 また、2024年4月から7月までの間、正当な理由がないのに就業時間内に帰宅したほかコンビニに行くなどの行為を14回、合わせて約9時間分勤務を怠るなどしました。 名古屋国税局の聞き取りに対し、署長は「署長だからこれくらい許されるだろうと思っていた」などと話しているということです。 署長は12月20日付で依願退職しました。 名古屋国税局の早川徹国税広報広聴室長は「税務行政に携わる公務員として自覚を欠く行為。国民の信頼を損ね深くお詫びする。幹部職員に対し注意喚起を行い、信頼確保に努めていく」などとコメントしています。