記者会見で伊勢エビのイベントをPRする本田実行委員長（右）と甲斐・延岡実行委員長

　宮崎県日南市などの県南エリアと、同県延岡市などの県北・大分県エリアで、今年も特産の伊勢エビを飲食店で楽しめる恒例のイベントが始まった。 【動画】イセエビ「漁場の餌が豊富で味が濃くプリッ」水揚げ最盛期…鹿児島県阿久根市（2023年）

　県南エリアで開かれているのは39年目を迎えた「日南海岸伊勢えびまつり」で、日南市の15店で自慢のメニューを味わえる。アンケートに答えると抽選で日南市の特産品が当たるプレゼントも行われている。11月30日まで。

　県南エリアではまた、「日南海岸伊勢えびスタンプラリー」も11月30日まで開かれている。宮崎市青島や日南市の宿泊施設に泊まるとスタンプラリー応募台紙をもらえ、さらに対象のホテル・飲食店で伊勢エビ料理を食べた際のスタンプやレシートも集めると、抽選で宮崎牛などが当たる。

　県北・大分県エリアでは21年目の「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」が12月1日まで開催中。延岡市の8店と大分県佐伯市の21店で料理を楽しめる。1人当たり6600円以上の食事をしてアンケートに答えると抽選で伊勢エビが当たる。

　各イベントの関係者は10日、宮崎市で一緒に記者会見し、日南海岸伊勢えびまつりの本田清大実行委員長は「日南海岸でとれた伊勢エビは荒波にもまれて身がしまっている。それぞれの店舗で趣向を凝らした料理を提供している」。東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭りの甲斐宏明・延岡実行委員長も「（延岡、佐伯両市は）豊後水道を流れた黒潮が混じる潮通しのいい地域。新鮮な伊勢エビを食べに来てほしい」とPRした。

　問い合わせは日南市観光協会（0987・31・1134）や延岡観光協会（0982・29・2155）へ。