自民党・中田宏参院議員登場!日本の安全保障に必要な取り組みはこれ!首長と国会議員に求められる能力の違いとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
安全保障の観点からもう1点、中田氏は東アジア情勢の重要性に言及。先日行われた台湾総統選挙について、あくまで台湾による台湾のための選挙としつつ、日本としては民進党・頼清徳氏の当選は良い事だと評価しました。 その理由として、今の台湾が日本にとって価値観を共有できる存在である点を挙げ、「一国の体を十分なしている台湾を無理やり併合していくことになれば、これは国際問題ですよ」とコメント。 台湾有事は日本にも影響を及ぼすものであり、日米を中心に国際社会がサポートしていく必要があると語りました。
首長と国会議員って何が違うの?
中田氏「1番違うのは、首長は決定する側ということですよ」 首長は、国会議員よりも行政の機能を持つ総理大臣のポジションが近いと中田氏。決定権の有無を首長と国会議員の大きな違いとして挙げます。 また、国会が国全体の法律を作るのに対し、首長はあくまでその法律の枠を超えることができない点にも言及しました。
衆院議員、首長、参院議員という特殊な経歴を歩んできた中田氏。最初に衆院議員になった背景には、子や孫といった将来世代のために日本を活力ある国にしたいという思いがあったとのことです。 その後、2002年の横浜市長選挙で4期目の出馬表明をした現職以外に成り手がいない状況を見て、衆議院議員としての経験のなかで生まれた自分の描く社会を横浜というフィールドで実現してみようと出馬を決意。 さまざまな改革に取り組んだのち、最初の選挙の経験を踏まえ横浜市長を何期も務めるべきではないと考えた中田氏は2期で市長を辞し、再び参院議員として国会に戻りました。 地方政治と国政の違いについて問うと、中田氏はレベルに差はないとしつつ、首長の方がより全体を見る視点が必要になるとコメント。 「ここに予算をつけるべき」という主張に対し、どう財政をやりくりするか考えることが首長には求められるとし「そこは議員との差を感じる」と語りました。
首長を経験する前と後で国政の見え方は変わったと中田氏。国会議員の経験だけでは地方の状況はわかりにくいと指摘します。 だからこそ、中田氏は地方と国政をつなぐことが自身の役割だと感じているようで「地方議員の皆さんともそこらへんは大いに意見交換をして、国会活動をやっています」と締めくくりました。