奥歯失うと…「認知症」のリスク増加 2万2000人に調査 九州大の研究グループ
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奥歯を失うと、認知症のリスクが高まるとする研究結果が明らかになりました。 九州大学大学院の研究グループは、65歳以上のおよそ2万2000人を対象に、奥歯のかみ合わせの状態とアルツハイマー型認知症の関連について調査しました。 その結果、4カ所の奥歯がすべてある人より、その一部やすべてがなくなった人のほうが、アルツハイマー型認知症になるスピードが早くなることが分かったということです。 九州大学歯学研究院 歯科補綴(ほてつ)学 鮎川保則教授 「左の上と右の下(の歯だけ)が残っているとか、こういう人はかむところが全くないわけで。奥歯のかみ合わせが右左で4カ所残っている人よりも、1.5倍強アルツハイマーになるリスクが高いとなっています」 考えられる理由については、次のように話します。 鮎川教授 「奥歯がなければかめませんから、脳を活性化するのも期待できない。食事も栄養としてもあまりきっちり取れない、かめないと。唾液ときっちり混ぜるのは、消化にも大事なので。そのあたりが色々複合して、こういう結果が出るのかなと思う」 (「グッド!モーニング」2024年6月12日放送分より)
テレビ朝日