早春の南房総で交流 千倉小と飯豊第一小の5年生同士が交歓会(千葉県)
南房総を舞台に南房総市と山形県西置賜郡飯豊町の5年生同士が交流する「飯豊・千倉子ども交歓会」が、26日から2泊3日の日程で始まった。千倉小学校の児童48人が、訪れた飯豊町立第一小学校の児童29人と交流した。 同実行委員会(鈴木一彦実行委員長)などが主催し、市、市教育委員会などが協力。自然環境の異なる地域の子どもたちが、ともに生活して互いに理解を深め、視野を広めてもらうことが狙い。旧千倉町時代から続けられており、今年度50周年を迎えた。 南房総には「ひと足早い春の息吹を感じてもらおう」と、毎年この時期に飯豊町の子どもたちを招待している。 千倉小の児童らは3週間ほど前に、飯豊町を訪れており、千倉小に飯豊第一小の児童らが到着すると、久しぶりの再会を喜んでいた。 千倉小で開かれた歓迎式では、千倉小の児童を代表して宇山愛莉さんが「ようこそ千倉へ。会えるのを楽しみにしていました。楽しんでいってください」と歓迎のあいさつ。 飯豊第一小児童代表の田林杏璃さんが「千倉に来るのを楽しみにしていました。3週間前に会ったばかりなのにとても長く感じました。千倉の海を感じながらみんなと交流したいです」と述べた。 その後、両校の校歌斉唱や千倉小児童による催し物などがあり、飯豊第一小の児童らを歓迎した。 両校児童らは、大房岬自然の家に宿泊しながら、27日には乗船体験や花畑散策、磯遊びなどを楽しみ、飯豊第一小の児童たちは28日に帰路に就く。