【漫画家に聞く】ヤンキー女子が気になって仕方ない相手とは? ほっこりした関係性を描いたWEB漫画に反響
ヤンキーのように見える女の子と、ふっくらとした体形の女の子の関係を描いた『ふっくら女子を抱きしめたいヤンキー女子』。心あたたまる本作はXで6.5万以上のいいねを記録するなど、大きな反響を呼んでいる作品だ。 そんな本作は作者・はなさき寧子さん(@hahahanasaku)にとって初めて描いたオリジナルの漫画作品なのだという。本作を創作したきっかけ、クライマックスのシーンに込めた思いなど、話を聞いた。(あんどうまこと) ーー本作はXで6.5万以上のいいねを記録するなど、大きな反響を呼んでいます。その感想を教えてください。 はなさき寧子(以下、はなさき):本作は4か所くらい商業漫画の編集部に持ち込みつつも、よい反応をもらうことができなかった作品でした。そのためこんなに大きな反響を呼ぶとは思っておらず、とてもびっくりしました。 また本作がオリジナルの読み切り漫画を描いたのがはじめてでした。「これでいいのか」と悩み四苦八苦しながら描いたのですが、あきらめずに完成させ、SNSに投稿してよかったと思っています。 ーー本作には数多くのコメントも寄せられました。 はなさき:たくさんのコメントをいただいてうれしかったのですが、海外の方から「日本語は読めないけれど、感情が伝わってくる。かわいい2人が大好きです。」というコメントを英語でいただいたことが印象に残っています。表情とか仕草で2人の感情やキャラクターが読者に伝わればいいなと思っていたので、すごくうれしかったです。 ーー本作を創作したきっかけは? はなさき:好きな漫画家さんが新人賞の審査員になることを知り、その人に自分の漫画を読んでほしいという気持ちで本作を描き始めました。締め切りまでの時間が短かったこともあり、思いついたことをそのまま描いていきました。 創作するなかで自分の手の届く範囲で描こうという気持ちがあり、学校であれば自身も含め誰もが通ってきた道だと思い女子高生の日常を題材にしました。また女の子の関係を描く作品は多くの読者に受け入れてもらえると思い、読者の関心を引くフックになればとも考えていました。
あんどうまこと