大谷翔平、6月最終日は3三振も…月間12本塁打、今年も「6月男」健在
◇30日(日本時間7月1日) 大リーグ ジャイアンツ10ー2ドジャース(サンフランシスコ) ドジャースの大谷翔平選手は30日、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、5打数無安打、3三振に終わった。5試合ぶり無安打、出塁もなかったのは6月13日以来、15試合ぶり。チームは先発パクストンが4回9失点KOと乱調で、2-10で大敗した。 ◇ 本塁打を量産した6月最後の試合、大谷は一度も塁に出ることなく、終えた。ジャイアンツバッテリーの内角攻めに苦しみ、ノーヒット。ジャイアンツファンが活気づき、「BEAT LA(LAを倒せ)」の声が上がる中、今季4度目の1試合3三振を喫した。 6月16日から12戦で9発の固め打ち。ロバーツ監督が「自分のストライクゾーンをしっかりとコントロールできている」と評したように、難しい球に手を出さず、失投を逃さず捉えて一気に量産体制を築いた。6月は12本塁打、24打点をマーク。昨季の自己最多月間15発には及ばなかったが、今年も月間MVPの候補で、「6月男」は健在だった。 大敗したこの日の試合後は、ロッカーに座ってタブレットを見ていた。この日の打席を振り返り、打撃の修正点を確認していたのだろう。状態は日々変わり、調子も常に絶好調とはいかないが、大谷は年々、スランプの波が小さくなっている。7月1日は休養日で、2日からホームで6連戦が待つ。一息ついて、オールスターまで突き進む。
中日スポーツ