ビットコイン現物ETF、豪証券取引所に初上場へ-米や香港に続く
(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)のビットコインに直接投資する上場投資信託(ETF)がオーストラリアの主要株式市場で初めて上場する。米国や香港ではすでに現物投資型ビットコインETFの取引が始まっており、今回の上場が新たな波を起こすきっかけになりそうだ。
投資運用会社のバンエックは15日の発表資料で、株式取引で国内最大手の豪証券取引所(ASX)が「バンエック・ビットコインETF」の上場を承認したことを明らかにした。20日に上場する。
今年登場した米国のビットコインETFは、ブラックロックやフィデリティ・インベストメンツなどが提供する商品も含め、これまでに580億米ドル(約9兆1300億円)の資金を集めている。香港では4月にビットコインとイーサの現物投資型ETFの取引が開始した。ただ、今のところ米国と比べて投資家の関心は極めて低い。
豪州では他にも、シドニーに本拠を置くベータシェアーズ・ホールディングスやデジタルXなどが、ASXに現物投資型ビットコインETFの上場を申請している。
原題:First Bitcoin ETF to List on Australia’s Bourse in Global Wave(抜粋)
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Swati Pandey, Sunil Jagtiani