津波注意報が出る中で海岸沿いに並んだ大勢の釣り人 “避難指示”も出ていたが自治体の呼びかけに応じず
(柳沢彩美キャスター) この津波に関する警報・注意報というのは3種類あります。このうち「津波注意報」はこのように定義されています。予想される津波の高さは最大1mです。想定される被害は、海の中では速い流れに巻き込まれる、養殖いかだが流失、小型船舶が転覆する、こういったことも想定されます。 取るべき行動としましては、 ・海の中にいる人は直ちに海から上がって海岸から離れてください。 ・海岸近くや河口付近にいる方は、安全な場所に移動するようにしてください。 ・津波注意報が出されたら、とにかく海や河口に近づかない。 これが大事なんです。 (夏目キャスター) 今回の津波注意報を受けて、自治体によっては避難指示を出したところもあるんですね。 (大石邦彦アンカーマン) 避難指示は各自治体、各市町村が出すものなんですが、愛知県の豊橋市役所は(午前1時過ぎに)避難指示を出しました。市内に外海に面した(避難の必要があった)民家はなく、避難の対象世帯はゼロだったんですけども、もしかしたら夜間でも釣り人やサーファーがいるかもしれないということで、海から離れるよう繰り返し呼びかけました。 ■震源が遠くて揺れを感じない…「遠地津波」の恐怖 震源が遠く揺れを感じないため、遠くの地で起きる津波、遠地津波(えんちつなみ)というのは避難行動を起こすことが難しいと、度々指摘されてきたんです。 フィリピンでは8センチだった津波が、遠く離れた東京都の八丈島では40センチだったんですね。遠くから押し寄せる津波は、海底の地形などの影響で、日本に到達する際に大きくなる恐れがあるんです。こういう逆転現象も起きますので、震源から遠いからといって安心せずに、命を守る行動をお願いします。 (夏目キャスター) 津波注意報が出されたら海岸や河口から離れる、近づかない。そして今回は人的被害は報告されていませんけれども、次回はどうなるかわかりません。改めて確認をお願いします。
CBCテレビ
【関連記事】
- 「娘の顔が分からなくなってきた」5回目のワクチン接種後に体調不良 手足に力が入らず字も書けない“記憶障害”も… “打たざるを得ない”医療機関の事情【大石邦彦が聞く】
- 医師に「打つべきだ」と言われ… 3回目のワクチン接種で50代女性は歩行困難になった【大石が聞く】
- 「一緒に生まれ変わりたかった」 父と姉を刺殺したひきこもりの男 姉は最期に「ごめんね」と言った
- 信号待ちをしていたら無免許運転の車が突っ込んできた 私“玉突き事故”の渦中に「えっ、なぜ?車の修理代は自分で?」【衝撃の交通事故体験記】
- “腐敗”した遺体が棺に入った状態で見つかる 誰もいない葬儀場内でハエも飛ぶ 建物内には他の棺も 愛知・岡崎市【現場画像あり】