【鉄路と生きる】学法石川高が最優秀 90周年の水郡線利活用プレゼン大会 1日まで「ふくしま鉄道博」
JR水郡線の全線開通90周年記念イベント「ふくしま鉄道博」は30、12月1の両日、福島県塙町役場周辺で繰り広げられている。初日は町内の塙農村勤労福祉会館で水郡線利活用プレゼンテーション大会などを開き、学法石川高の「まちのリビングプロジェクトチーム」が最優秀賞に輝いた。 県の主催。プレゼン大会では高校生や大学生、住民有志ら5チームが沿線地域の活性化に路線を生かすアイデアを発表した。学法石川高のチームは利用者の約8割が通勤・通学の定期利用という現状を踏まえ、定期利用者以外が路線を使う重要性を強調。若者に焦点を当てたアイデアが必要とした上で、「水郡線がみんなの夢をかなえます」を理念に掲げたカフェ列車、人気キャラクターとコラボしたラッピング列車の運行などを提案した。 他のチームも沿線活性化ツアーや乗降自由のフリー切符の導入などを訴えた。交通ジャーナリストの鈴木文彦さんが審査委員長を務め、只見線地域コーディネーターの酒井治子さんらとともに審査した。鈴木さんは「地域住民や学生が議論の場に加わり、水郡線の未来を描くことが重要だ」と講評した。
最終日の1日は記念式典やマルシェなどを催す。