長崎県の教員採用、2025年度の1次試験は大学3年からOK…なり手不足解消へ日程も前倒し
長崎県教育委員会は、2025年度に実施する公立学校の教員採用試験について、筆記や実技などの1次試験を大学3年生から受けられるようにすると発表した。受験者数を増やし、教員のなり手不足を解消する狙いがある。 【表】教員採用試験の早期化イメージ
県教委によると、教員採用試験のスケジュールは民間企業よりも遅く、人材が民間に流れやすい傾向があったという。3年生が1次試験に合格した場合、4年生のときに行われる採用試験では面接などの2次試験から受けられる。
日程も前倒しし、1次試験は今年度より約1か月早い5月11日、2次試験は6月下旬から7月上旬に行う。2次試験の合格発表は、約2か月前倒しの8月8日に予定している。
今年度に実施した教員採用試験は891人が受験し、493人が合格。倍率は1・8倍で、過去最低を更新した。