【バレー】大学選抜、群馬、PFUが決勝トーナメント進出。苦境の仙台が奮闘しグループ2位に V・サマーリーグ東部大会2日目
バレーボールのV・サマーリーグ東部大会2日目が6日、とり野菜みそ BLUECATS AREN(石川県かほく市)で開催された。 この日は予選グループ最終戦となり、参加13チームが3コートに分かれ、計13試合(各チーム2試合)を行った。 なお、サマーリーグは全試合が3セットマッチとなっている。なお、この大会でのチーム名は基本的に23-24シーズンまでの呼称が使用されている。 Pool Aでは東日本大学選抜が前日に引き続き2勝をあげ、トータル4勝無敗でグループ首位となった。 昨季、KUROBEでもプレーした早稲田大学・秋重若菜の活躍が光っている。 NECは大学選抜に喫した1敗が響き、3勝1敗で2位に終わった。 順位は4位に留まったが、東京も善戦。先日休部を発表した千葉の選手を多数加え、大会初日にアランマーレに競り勝つなど粘り強い戦いを見せた。 Pool BではSVリーグに参入する群馬が首位。群馬は前PFU監督の坂本将康氏がGMに就任、今大会からベンチ入りしている。 2位は仙台。雑賀雄太監督退任後、指導者不在のまま選手たちが自主的に練習を組み立ててきた。苦しい背景がある中、大いに健闘した。 Pool Cではサマーリーグ東部大会3連覇中のPFUが首位に。大会主将の大村季色、細沼綾らが精神的支柱となり若手をのびやかにプレーさせている。 日立Astemoは昨季のリザーブメンバー中心で臨み4戦全敗となったが、その徹底した姿勢も含め、育成面で高く評価できる内容となった。 予選を終えて各組の順位は以下 〈Pool A〉 1位 大学選抜 2位 NEC 3位 アランマーレ 4位 東京 5位 ルートイン 〈Pool B〉 1位 群馬 2位 仙台 3位 KUROBE 4位 埼玉上尾 〈Pool C〉 1位 PFU 2位 浜松 3位 JAぎふ 4位 日立Astemo この結果を元に最終日は順位決定トーナメントが行われ、優勝および各順位が決定する。 優勝決定トーナメントは各グループ1位の3チームで争うが、抽選によりPFUがシードとなった。 大学選抜と群馬がまず戦い、勝者がPFUと雌雄を決する。 PFUが優勝すれば大会4連覇となる。 サマーリーグは、新シーズン開幕に向けた準備期間中に行われる短期大会。そのため独特の雰囲気の中で行なわれ、各チームの選手・スタッフの和やかな交流も随所で行われている。また、カテゴリーを超えて多チームが集結することからファン同士の交流の場所にもなっている。 サマーリーグは「バレー界の夏祭り」。今後も何らかの形で継続されることを願ってやまない。