【山口県】包括連携協定を再締結 周南公立大と徳山高専
周南市の周南公立大学(髙田隆学長)と徳山高専(野口健校長)は4日、包括連携協定締結式を周南公立大で開き、髙田学長、野口校長が協定書に署名した。学生、研究者間の交流をより活発化させることを目指し、すでに共同研究もスタートさせている。 周南公立大の前身の徳山大学と徳山高専は2005年に包括連携協定を締結したが、2022年に同大学が公立化し、今春に新学部学科も設置されたことから協定を見直した。 協定の主な内容は、教育・研究活動▽教職員・学生などの人材交流▽関心を有する分野の情報及び資料の交換▽アントレプレナー育成▽地域・社会貢献▽地域人材の輩出と定着▽国際交流の推進。 調印式で野口校長は「地域貢献する思いは共通」と述べ、髙田学長は「資源を一緒にすることで周南圏域の活性化につながる」と意欲を見せていた。 周南公立大、徳山高専は隣接。徳山高専は5年制で中学を卒業後に入学する。機械電気工学科、情報電子工学科、土木建築工学科と、高専を卒業後に入学する専攻科がある。 周南公立大学は今春、経済経営学部(経済経営学科)▽人間健康科学部(スポーツ健康科学科、看護学科、福祉学科)▽情報科学部(情報科学科)の3学部がスタートしている。 工学系の「ものづくりができる高専」、人文、保健系の「ことづくりができる大学」の連携への実現が期待される。