群馬県社会保険労務士会が企業経営者など対象に公開セミナー
より良い労使関係の構築に役立ててもらおうと、企業経営者などを対象にしたセミナーが開かれました。 群馬県社会保険労務士会は、一般企業向けの公開セミナーを毎年この時期に開催しています。 11日は、企業の人事や労務の問題に詳しい弁護士の向井蘭さんが「人事労務トラブルのグレーゾーンへの対応」をテーマに講演しました。 向井さんは、近年、社会通念が変化していることで昔は常識とされていたことが変わってきていることや以前から違法だったものの、これまであまり認識されていなかったり、見過ごされていてグレーゾーンとなっていた部分が表面化していることを説明しました。そして通勤時間の長さや配置転換、解雇、フリーランスとの取引、また従業員による顧客データの持ち出しなど、様々な問題について裁判の判例などもあげながら紹介しました。 約350人の参加者は、メモをとりながら向井さんの話に熱心に耳を傾けていました。