カネロ・アルバレス、ハイメ・ムンギア撃破後の対戦相手候補 | ボクシング
5月5日、スーパーミドル級4団体統一王者サウル"カネロ"アルバレスがハイメ・ムンギアを判定で撃破した。次の対戦相手は誰だろうか。
日本時間5月5日(日)、スーパーミドル級アンディスピューテッド王者サウル"カネロ"アルバレスがハイメ・ムンギアの挑戦を受けた。試合は第4ラウンド、アルバレスの繰り出した的確なアッパーカットがハイメ・ムンギアをマットに沈め、アルバレスが圧勝を収めるきっかけとなった。貫禄の試合運びを見せ、ユナニマスデシジョンで勝利を飾ったアルバレスは、スーパーミドル級アンディスピューテッド王者として、次戦を決める主導権を持つ立場となった。選択肢は常に魅力に満ち溢れている。 このレジェンドにふさわしい次戦対戦相手として、以下の3名が候補となるだろう。
デビッド・ベナビデス
ベナビデスは6月15日、ライトヘビー級でオレクサンドル・グウォジクと激突する。 ベナビデスが再び圧倒的な勝利を収めれば、カネロvsベナビデスへの期待と願望は、さらに高まるだろう。DAZNのジム・グレイがアルバレスにこの大一番の可能性について尋ねたところ、「今はわからない」とメキシコが生んだボクシングスターは最初に答えた。 しかし、会話を続けるうちに考えが変わり始めた。「金額が合えば、電話をかける。金額が合えば、今すぐでも戦ってやる。何だってかまわない」アルバレスはグレイに断言した。 ファンや評論家たちは、長らくこの2人の対決を待ち望んできた。もしベナビデスが来月グウォジクを下すことができれば、9月のメキシコ独立記念日の週末が対決の理想の舞台となるだろう。
テレンス・クロフォード
以前カネロはクロフォードとの対戦を否定していた。しかし、選択肢をじっくり検討することができる現在、このスーパーファイトによって得られるスター性と利益に疑問を挟む余地はない。スーパーライト級とウェルター級でアンディスピューテッド王者となったクロフォードにとって、3階級も上の階級へ挑むことは、彼のすでに築いた名声をさらに超越する試みだ。 アルバレスにとってはクロフォードに勝利し、ボクシング界における「階級の差」を証明することで、自身の高まり続けるレガシーにまたひとつ重要なページを加えることになる。
ディミトリー・ビボルとの再戦
ビボルとアルツール・ベテルビエフとのライトヘビー級アンディスピューテッド王者決定戦が延期されたことを受けて、アルバレスがビボルとの再戦に再度目を向ける可能性はあるのだろうか? もし再戦が可能となれば、2022年5月にビボルに圧倒されユナニマスデシジョンにより敗北を喫した一戦をアルバレスが再び挑むことで、敗戦によるダメージを払拭する機会を手に入れることになる。
Mark Lelinwalla