2位ミラン、首位インテルとは大差もピオリ「直近の2カ月で大きく近づいた」テオに賛辞「彼が世界最強と言うロベルト・カルロスは正しい」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのステファノ・ピオリ監督が、日本時間31日のセリエA第30節フィオレンティーナ対ミラン戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】退場者続出の荒れ試合
直近のリーグ戦で3連勝を飾り、ユヴェントスを追い抜いて2位につけるミラン。日本時間31日に行われるセリエA第30節では、指揮官ステファノ・ピオリの古巣フィオレンティーナと敵地での一戦に臨む。 対戦相手のフィオレンティーナは、心筋梗塞により遠征先で倒れたゼネラルディレクターのジョー・バローネ氏を19日に失ったばかり。ピオリは2018年3月に急逝した教え子の元フィオレンティーナ主将ダヴィデ・アストーリに思いをはせつつ、次戦へ警戒感を強めた。 「このような状況が起きたのは、ヴィオラにとって初めてのことではない。このような時、フィオレンティーナのファンは団結に関して素晴らしい。試合開始から特別な雰囲気が漂っているだろう。手ごわい相手と重要な試合をプレーしなければならない」 「リーグ戦はあと9試合あり、ヨーロッパリーグではあと5試合プレーできることを願っている。全て重要な試合だが、最も重要なのは明日だ。フィレンツェでは常に困難に陥っているからね。フィオレンティーナ戦で常に苦しんでいるのは偶然ではないだろう」 「フィオレンティーナはクオリティがあるが、技術的な特徴と同様にスタジアムの環境も影響する。相手は今年に入り、ホームでインテルにしか負けていない。両サイドからアグレッシブに攻撃してくるだろう」 続いてミラン指揮官は、次戦が出場停止となるテオ・エルナンデスに言及し、世界最強の左サイドバックとして称賛した。 「テオの不在は感じられるだろう。破壊的でチームに多くの選択肢を与えてくれる選手だ。テオに関してロベルト・カルロスの意見は正しい。彼は現時点で世界最強の左SBだ。ただ、彼がいないからと言って、チームが攻撃的でなくなるわけではない」 ミランはセリエA29試合を終えて62ポイントを獲得したが、スクデット争いで独走を続ける首位インテルとの差は14ポイントと大きい。 「ついに決定的な時期が始まる。パフォーマンスのレベルを引き上げなければならない。インテルとは現実的に14ポイントの差があり、順位表を変えることはできない。インテルは最高のシーズンを見せてきたのに対し、われわれは試合に勝てず、継続性を示せなかった時期があった。だが直近の2、3カ月で大きく近づいたように感じている。われわれは非常に競争力のあるチームであり、最後まで競い続けたい」 試合情報 フィオレンティーナ vs ミラン 試合時間:2024年3月31日(日)日本時間4:45 会場:スタディオ・アルテミオ・フランキ
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