牛乳の人気フレーバーを聞く 抹茶やいちごを抑えた1位は…
学校が夏休み中の8月は、給食向けの牛乳需要が減る時期。そんな時こそ牛乳をおいしく楽しむため、本紙「農家の特報班」は「夏の農産物応援企画」と銘打ち、牛乳の魅力を探るアンケート調査をした。「好きなフレーバー」の1位は「コーヒー」。回答者104人のうち、半数近い51人が支持し、圧倒的な人気を示した。 アンケートは4日までの7日間、インターネット上で募集。33都道府県の10~80代が回答した。 好きなフレーバーにコーヒーを選んだ人は、商品を買うだけでなく「アイスコーヒーを3分の1、北海道産牛乳を3分の2にして楽しんでいる」(大阪府の兼業農家60代男性)など、自ら作る人も多かった。 2位は18票を集めた「その他」。「梅酒の牛乳割り」(青森県のJA職員50代女性)などオリジナルの飲み方に加え、「何も加えず冷やした牛乳」(福岡県のJA役員男性60代)と、あえて普通の牛乳を挙げた人も多かった。 3位は15票の「抹茶ラテ」。2位の「その他」とは3票差だった。「甘すぎず苦すぎず」(鳥取県の果樹農家30代男性)と抹茶独特の味わいと牛乳の組み合わせを評価する声が多かった。 4位は、それぞれ8票を取った「いちご牛乳」と「フルーツ牛乳」。「いちごの甘酸っぱさとミルクがおいしい」(福島県の酪農家男性20代)、「子どもの頃からフルーツ牛乳を好んでいた」(茨城県の兼業農家男性60代)と根強いファンが支持していた。 6位は4票の「ほうじ茶ラテ」。「すっきりしていて飲みやすい」(北海道の学生女性20代)などの声が寄せられた。 アンケートでは、お薦めの牛乳料理も募集。好きなフレーバーと並んで、”牛乳愛”のこもった回答が数多く届いた。 「暑くなるとアジアンスイーツを使る」という東京都の女性60代。桃の樹液から作られた桃膠(とうきょう)や白キクラゲ、クコの実をシロップで炊いて、そのまま浸けて冷やした後、フルーツなどと合わせて牛乳を注いで食べる。 愛知県の女性60代は「ヨーグルトと練乳、レモン汁を入れてラッシーにする」と回答。バターチキンカレーにラッシーの組み合わせるという。 スープにするという人も多く、長野県のJA職員の女性50代は「キャベツとベーコンのミルクスープ」と回答。「コンソメと塩こしょう、牛乳があればすぐできる」と手軽に楽しむ。