【グラミー賞2024】最多9部門ノミネートのSZA(シザ)について知っておきたい、5のトリビア
いよいよ日本時間2月5日(月)に控える第66回グラミー賞。気になる賞レースのゆくえや最多9部門ノミネートを果たしたSZA(シザ)にまつわるトリビアを、ライターの辰巳JUNKが解説! 【写真】グラミー賞2023 豪華セレブのレッドカーペットファッショオンを総覧
いよいよ日本時間2月5日(月)に控える第66回グラミー賞。気になる賞レースのゆくえや最多9部門ノミネートを果たしたSZAにまつわるトリビアを、辰巳JUNKが解説!
第66回グラミー賞のゆくえは?
日本時間2024年2月5日(月)にせまる第66回グラミー賞。今回の特色は、なんといっても女性スター。新たな全盛期を達成したテイラー・スウィフトを筆頭に、オリヴィア・ロドリゴやマイリー・サイラス、boygeniusといった豪華なメンバーが大賞に揃っている。 なかでも注目なのが、最多9ノミネーションを達成したSZA(シザ)。大ヒットした2ndアルバム『SOS』では、黒人女性として約40年ぶりにビルボード7週連続首位を達成。なんと、同じ記録を成し遂げた女性アーティストは、ここ20年でテイラー・スウィフトとアデルだけ。ジャスティン・ビーバー参加のアコースティック版もドロップされた「Snooze」は、一年とおしてチャートインしつづけた2023年唯一の楽曲にもなっている。北米ツアー収益が前回比55倍にふくれあがるなど、彼女の破竹の勢いを大谷翔平選手と比べる声もあがった。
もしグラミー賞の年間最優秀アルバム賞を獲得すれば、同じ高校に通っていたローリン・ヒル以来25年ぶりの黒人女性アーティスト受賞者として歴史に名を残すことになる。 >>次のページよりSZAにまつわる5のトリビアをご紹介
1. ティーン時代はロックガール! SZAの意味って?
1989年に生まれたSZAは、イスラム教徒としてニュージャージー州で育った。芸名も、イスラム系黒人団体ルーツのシュプリーム・アルファベットにちなんだもの。それぞれ意味するものは、Sが主権/自立/救世主、Zが啓蒙/自己受容としてのジグザグ、Aが崇高の存在/アッラー。 父親が愛聴していたジャズに大きな影響を受けたSZAは、ティーンのころにはロックガールだったそう。その愛を示すように、レディオヘッドに影響された1stアルバム『Ctrl』にはオルタナティブロック調の「Drew Barrymore」、2ndの『SOS』にはポップパンクな「F2F」が収録されている。