医療内視鏡分野の製造拠点を公開 福島県西郷村の白河オリンパスで報道陣向け工場見学会
医療用内視鏡システムの製造や修理を手がける福島県西郷村の白河オリンパスは12日、報道陣向けの工場見学会を開いた。国内外で高いシェアを誇る医療内視鏡分野の製造拠点を公開した。 同社はオリンパスグループの医療事業担当工場として、内視鏡製品を製造するほか、東日本地区の製品の修理を担っている。部品の調達・供給・修理部門が集約されており、最先端技術を支える重要拠点として位置付けられる。 見学会では、通常の内視鏡では見えにくい臓器や血管などを視認する「EVIS EUS超音波消化管ビデオスコープ」や、消化器や呼吸器を映し出す最新機器「EVIS X1ビデオシステムセンター」を担当者が実演した。基板や製品の組み立て、修理工程を担う現場も公開した。 同社の森下誠司社長は「医療を止めないよう品質や技術にこだわり続ける」と語った。 (県南版)