スズキ、インドのNDDB子会社に出資 乳業組合と共同でバイオガス・プラントの全国展開へ
■ インドの乳業組合と共同でバイオガス・プラントを全国展開 スズキは12月25日、インドにおけるバイオガス・プラントの全国展開に向けて、インドの全国酪農開発機構NDDB子会社Mridaに出資すると発表した。今後、スズキはインドでバイオガス事業の拡大を目指す。 同日、グジャラート州アナンドのNDDB(National Dairy Development Board:全国酪農開発機構)本社において、NDDBのS・ラジーブ取締役、スズキの鈴木俊宏社長、インドの主要乳業組合の出席のもと契約締結式が開催。スズキは、インド子会社、Suzuki R&D Center India Private Limitedを通じてNDDBの子会社、Mrida(NDDB Mrida Limited)への出資契約を締結した。 スズキでは、インドにおけるカーボンニュートラルの実現に貢献するため、NDDBと2022年8月にインドでバイオガス実証事業を行なう旨の覚書を締結。NDDBとともにインドの乳業組合と協力し、バイオガス・プラントの設置に向けて取り組んできた。 Mridaはインドの牛ふんを原料としたバイオガス・プラントを設置・運営管理し、環境保全と農業の発展を目指すことを目的に2022年7月に設立されたNDDB100%出資の子会社。スズキはMridaを通じてインド全国の乳業組合と共同で、バイオガス・プラントの設置や運営管理に取り組んでいく。
Car Watch,編集部:椿山和雄