阪神 和田２軍監督はくふうハヤテの１球に対する姿勢に「逆に見習わないといけない」
「ウエスタン、阪神０－２くふうハヤテ」（２２日、鳴尾浜球場） 阪神は今季からウエスタン・リーグに新規参入のくふうハヤテベンチャーズに敗れ、引き分けを挟んで５連敗。くふうハヤテは初勝利となった。 【写真】唯一の明るい話題かも 実戦復帰の梅野 鮮やか二塁送球 先発の西純は７回２失点。走者を出しながらも粘りの投球だったが、五回１死二、三塁では遠藤の失策で２点を失った。 打線は先発の早川から３安打しか打てず、藤本、田中からも無得点。右肩の肉離れから実戦復帰した梅野は２打数無安打も順調な回復ぶりを見せた。和田２軍監督の一問一答は以下の通り。 －梅野が復帰した。 「普通に守れてるし、あの盗塁（三回２死一塁で二盗を許す）も大きなカーブだったから、タイム的には負けてたからね。だけどスローもできて、打撃も思ったより梅野の普通の状態に近いようなスイングができてたんで。あとは、今日３回守備に就いて、その後の状態が悪くなければ」 －問題なければ１軍へ合流する可能性もある。 「様子を見てからだけどね。あとは、開幕に向けてというかね。打席に立ったといっても２打席なんでね。そこで、数多く立って、本来の状態に近づけられるかっていうね。もうそこだけだと思うよ。体さえしっかりしてれば、技術的なところで今更どうのこうの言う選手じゃないんでね。でも、今日３回守れて、２打席立てたから良かったよね」 －西純は今季最長の７イニングを投げた。 「悪くはない中で、ランナーを出してからは頑張るんだけど、やっぱり入りのところでね。もうちょっとそこで頑張ると楽に投げれるんだけど。出してから頑張ろうとするから、そこはちょっときつくなっちゃったかなっていう感じはする。初球の入りで、スッといって安打にならなくても、ほとんど芯食われてたから。横からはコースとかわかんないんだけど、ちょっと甘かったり、高かったりする。そこだけじゃないかな」 －くふうハヤテの印象は。 「エンドランとかさ、食らいつく姿勢、見事だよね。本当に１球に対する思いというかね、そういうところは逆に見習わないといけない。ファーストもサードもファウルグラウンドまで追って、スライディングしながら捕球したり。いつもうちがやろうとしてることが足らなかったなというとこだよね」 －ミーティングも長めだった。 「各担当コーチが気づいたことを言ってる。プロだから気持ち気持ちってところを先行させたくないんだけど。やっぱり、今ちょっと勝ててないから、重くなってるというかね。選手も無難に無難にというね、ミスしないようにっていうようなプレーに映ってしまうんでね。２点取られたとこでもね、前進守備で勝負にいかなきゃいけないところでね、下がってエラーしてるわけだから。周りの雰囲気にのまれてるとは言わないけど、ちょっと重い中でやってるような。毎日、試合だからね。終わったことは練習して、反省して、そこでスパッと切ってゲームに入っていかないといけない。そういう準備をこれから、足りないところだと思うからね。やらないといけないことは、たくさんあるよね」 －石黒と高寺はファームから再スタート。 「まだ１軍、２軍が決まったわけじゃないからね。まだロースターが発表になったわけじゃないんで。まだまだこっちの選手もチャンスあると思うしね。だから、ファーム落ちとかじゃなくて、こっちの試合に出てっていうことになるね」
