【楽天】「スネーク」渡辺翔太チーム2位4勝目、2軍で磨いたカットボールが武器
<楽天2-1西武>◇30日◇楽天モバイルパーク 楽天渡辺翔太投手(23)が、驚異的な勝ち運でチーム2位タイの4勝目(0敗)をゲットした。 先発藤井の後を受け、1-1の7回2死一、三塁から登板。6球目のパームボールがワンバウンドし、一塁走者の西武外崎に二盗を許したものの、4番岸をフルカウントからの7球目、真ん中低めカットボールで空振り三振に仕留めた。「ゾーン内で勝負できるカットボールが僕の中では今すごくいい」とうなずいた。 直球は1度も投げず、全7球を変化球で勝負した。「(太田)光さんのサインを信用して、しっかり投げるだけでした」。代名詞はパーム。だが、得意球をなかなか振ってもらえず、シーズン序盤は四球を与える場面が目立った。状態が上がらずに5月2日には出場選手登録を抹消。2軍では特にカットボールを磨き「とにかく腕を振って、真っすぐと違う球を投げたいというイメージで」と、再昇格後は自信のある勝負球に仕上げた。 1年目の昨季は、すべて中継ぎながらチーム2位タイの8勝(3敗)を挙げた。救援投手が勝利を積み重ねることを「外国人の中ではスネークって言うらしくて」と明かした上で「ポンセからスネーク、スネークって言われてます」と笑った。「少しずつ状態も上がってきてるので、去年のような活躍ができるようにしたい」。任された場面で無失点投球を続け、昨年同様に勝ち運を発揮していく。【山田愛斗】 ▽岡島(約1カ月ぶりのスタメンで2安打) 良かったと思いますけど、たまたまなんで、いい時もあれば悪い時もあるんで、どんな結果であろうと常に準備して日々過ごすだけだと思う。 ▽小深田(7回に代走で二盗を決め決勝点を演出) 途中からああいう場面で出るのが自分の役割でもあると思っているので、そこは良かった。