能登の港、本格復旧始まる 北陸地方整備局、七尾皮切りに
北陸地方整備局は2日、七尾港の復旧工事に着手した。これまでは応急工事だったが、地盤改良や液状化対策などを施す本格的な工事となり、能登半島地震で被災した能登の港湾では初めてとなる。 七尾港大田地区では、木材輸入などに使う2号岸壁と物専岸壁の計370メートルが海側にずれ、船と接する矢板が破損するなどした。初日は重機で岸壁のコンクリート舗装を撤去する作業が行われた。2026年3月25日までの復旧を目指す。 整備局は七尾港を皮切りに、能登地区の7港の復旧工事に順次着手する。輪島、和倉を除く5港の岸壁は26年3月までの復旧、輪島港は着工から2~3年を目標とする。和倉港の護岸は年内着工、約2年の工期を予定する。