カワサキ「W」シリーズのエントリーモデルが再び実車展示! “空冷単気筒エンジン“搭載の「W230」は見た目も走りも注目です
人気のカワサキ「W」シリーズのエントリーモデル
カワサキモータースジャパンは、大阪、東京、名古屋で開催されたモーターサイクルショー2024でクラシックなルックスが話題のネイキッドバイク「W230」を国内導入予定モデルとして展示しました。 【画像】「えっ!…」これがカワサキの250cc級クラシカル・ネイキッド新型「W230」です(12枚)
「Z」シリーズと並んで、カワサキの看板モデルとなっている「W」シリーズ。そのルーツは1966年に誕生した「650-W1」で、同モデルが搭載する大排気量の並列2気筒エンジンは多くのライダーたちの憧れの的となりました。 1999年に登場した「W650」は、そんな「650-W1」のDNAを現代に蘇らせたカワサキにとって重要な存在です。空冷エンジンはベベルギアを採用したクラシカルな造形が魅力で、走りはもちろんのことそのルックスでも注目を集めました。 そんな「W」シリーズですが、排ガス規制の影響で2009年に一度、カワサキのラインナップから姿を消してしまいます。 しかし、ライダーたちの復活に対する熱い思いを受けたカワサキは、2011年に「W800」を発売。以降、「W」シリーズは、カワサキの多彩なラインナップの中で根強い人気を集めるモデルとなりました。 ●「W」シリーズらしさを継承したエクステリアデザイン そんな「W」シリーズの最新モデルが、モーターサイクルショー2024に国内導入予定モデルとして展示された新型「W230」です。 搭載されるエンジンは空冷単気筒。同じく国内導入予定モデルとしてモーターサイクルショー2024に展示されたオフロードバイク「KLX230」と同系統のSOHCユニットです。 新型「W230」のディテールは、丸型ヘッドライト、ティアドロップ状の燃料タンク、2連メーターといったクラシカルなデザインで、いかにもバイク然としたルックスに仕上がっています。 さらに、空冷フィンが刻まれたエンジン、キャブトンタイプのマフラー、スポークホイール、スチールフェンダーなど、「W」シリーズらしいクラシカルなデザイン要素が散りばめられています。 * * * 250ccクラスにおけるクラシックバイクは、長い間、国産メーカーのラインナップから消えていました。しかしここへきて、ヒットモデルの登場もあり、再び注目を集め始めています。 その追い風に乗って誕生するカワサキ新型「W230」も、発売された暁にはスマッシュヒットを記録しそうです。
VAGUE編集部