楽天不振の4番「初めて人生で緊張。ここまで打てないとちょっと感じるものある」今季初タイムリーが決勝打
◆パ・リーグ ロッテ1―4楽天(27日・ZOZOマリン) やや体勢を崩しながらも、楽天・島内はスプリットをバットに乗せた。8回、同点に追いつきなお1死二、三塁。沢村から右越えの勝ち越し2点三塁打に「いい反応ができたと思います」。お祭り騒ぎのベンチに、左拳をあげて応えた。 決勝打は、打率1割6分9厘で迎えた打席だった。「初めて人生でちょっと緊張したなという試合でした。あまり緊張しないんですけど、ここまで打てないとちょっと感じるものはある」と振り返った。 起用を続けた今江監督の思いに応えた。開幕から不振で、打点は犠飛による1打点だけ。今季初のタイムリーにも「安ど感とかそういう気持ちの方が強かった」と表情は崩さなかった。 今江監督も「4番に置いてますし、彼の復調をずっと待っている。ああいう1本は大きい」。チームも連勝で借金は2。復調気配の4番と共に、巻き返していく。(山口 泰史)
報知新聞社