本田望結、20歳になっても克服できないものは“一人暮らしのさびしさ”
愛くるしい子役として、そしてかれんな氷上の天使として、わたしたちの前に現れ、常に視線をクギ付けにしてきた本田望結の最新作は、フィギュアスケートと同様に氷上の競技をテーマにした映画『カーリングの神様』。輝き続ける、本田望結のTHE CHANGEとは──。【第4回/全4回】 ■【画像】大人っぽさがグッと増した本田望結、20歳になっても克服できないものを語る 3歳から芸能活動とフィギュアスケートを始め、20歳にしてどちらもキャリア17年の本田望結。彼女の活躍には、常に支えてくれた家族、特に母親の存在が欠かせなかったという。 「私のすべて……もちろん自分では記憶がない小さなころから全部知っていて、分かってくれているのが母です。気になる男の子がいる、とか何でも言っちゃうので“それはお友だちに言うことで、お母さんには秘密にしなきゃ”と注意されます(笑)。 だけど、だからこそ、自分では気づけないことまで見抜いてアドバイスしてくれるので、その言葉で進むべき道が見えることも多いんです」
母の言葉が現在の相談相手・小籔千豊との出会いにつながった
もうひとりの良き相談相手、小籔千豊との出会いにも、母親のアドバイスがあったという。 「13歳のとき『こやぶるSPORTS』(関西テレビ)のMCを務めることになったんですけど、実は当時の私にとって小籔さんは、芸能界で唯一、苦手な人だったんです(笑)。ちょっと怖いイメージがあって、母に“どうしよう、無理かもしれない”って相談したら、“大丈夫、きっとうまくいくよ”と言ってくれて……」 生まれたときから、いや、生まれる前から彼女のことを愛し、理解してきた母親の勘は見事に的中し、以来、本田望結にとって小籔はなくてはならない存在となったのである。 「母は分かっていたのだと思います。“小籔さんは絶対に相性が良い”って。やっぱり、何歳になっても母には頭が上がりません」 しかし昨年、それほどまでに支えとなっている母親、そして家族の元を離れ、一人暮らしを始めた。 「ひとりで引っ越したんですけど、とにかくさびしくて、さびしくて……。1年以上たってもさびしさが克服できていません」 まだ19歳だった、今年のお正月に掲げた2024年の目標は「両親との乾杯」。 「誕生日の翌日、6月2日に実現しました! 私がうれしかったのはもちろんですけど、両親も喜んでくれましたね」 愛くるしかった“望結ちゃん”は、大人の魅力を持った“本田望結”として、華やかに滑り出している。 本田望結(ほんだ みゆ) 2004年6月1日生まれ、京都府出身。3歳のとき、芸能活動を始めるとともに、フィギュアスケートをスタート。’11年に放送されたドラマ『家政婦のミタ』(日テレ系)で注目を集める。近年の出演作はドラマ『少年のアビス』(MBS系)、NHK連続テレビ小説『らんまん』、映画『きさらぎ駅』(2022)、『それいけ!ゲートボールさくら組』(2023)など。 工藤菊香
工藤菊香