29日から「がま氷博覧会」~愛知県蒲郡市で
初のかき氷イベント
愛知県の蒲郡市観光協会は、かき氷イベント「がま氷博覧会」を29日から始める。9月30日まで。 協会は「選ばれるまち」を理念に、2028年までに取り組むビジョンを計画。市特産のミカンを使った商品を巡るデジタルスタンプラリーイベントをはじめ、広報活動や交流人口増加への施策を導き出すプラットフォーム構築などに取り組んでいる。 今回は、夏になるとSNSで話題を集めるかき氷に注目した。涼みながら蒲郡の魅力を感じてもらい、誘客と消費拡大の促進を図る。同時に国内外から選ばれ、訪れたくなるまちにつなげる。
デジタルスタンプラリーや総選挙も
イベントは蒲郡市内の20飲食店が、個性があふれるかき氷21種類を提供する。港町の「Cafe&BeerHall tetote」では「あじさい氷」と名付けた商品が食べられる。形原地区でアジサイが有名なことから考案した。店長の市丸将士さんは「レモンシロップをかけると、紫のかき氷がピンクに変わるなどの面白要素を取り入れました」と話す。1100円。 三谷町の「茶屋itsuka本店」は深海魚のメヒカリを使う。清田町の「一色屋えびせん工房」は、かき氷とえびせんべいを組み合わせた。竹島町の「ホテル竹島」にある「レストランリヴァージュ」はメロンを丸ごと使った商品を提供する。ほかの店や商品は市観光協会のサイトで。 期間中はデジタルスタンプラリーと魅力的なかき氷を投票する「総選挙」の2種類に参加できる。ラリーは対象店舗を巡ってスタンプを集める。5個以上でホテル竹島ペア宿泊券(1人)に、2個以上が対象20店舗で使える商品券3000円分(20人)が当たる抽選に応募できる。 総選挙は「おいしさ」「かわいさ」「映え度」「ザ・蒲郡度」の4部門で1位の店を決める。参加方法はラリーと同様に店を訪れて投票する。観光協会のインスタグラムで中間発表する。1位の店に投票した50人には、その店で使える商品券2000円分がもらえるチャンスがある。 市観光協会の森隆司専務は「この夏は、蒲郡の風景と一緒に魅力的なかき氷を楽しんでほしい」とPRした。 【林大二朗】
東愛知新聞社