失神者が続出した究極のトラウマ映画は? 禁断の名作(4)子供たちを悲劇が襲う…ドン引きレベルの残虐描写
人類は太古の昔より、「恐怖」を排除することで危機の時代を生き延びてきた。しかし、その一方で、人間は、妖怪や幽霊を文化として楽しんできた。怖ければ怖いほど見たくなる―。そんな心理的機能が人間には備わっているようだ。今回は、そんな「怖いもの見たさ」をそそる映画をセレクト。失神者や嘔吐者が続出したトラウマホラーを紹介する。第4回。(文・ニャンコ)
『テリファー 終わらない惨劇』(2022)
監督:ダミアン・レオーネ 脚本:ダミアン・レオーネ キャスト:ジェナ・カネル、ローラン・ラベラ、デイヴィッド・ハワード・ソーントン 【作品内容】 マイルズ・カウンティーの惨劇から1年後。絶命したかにみえた連続殺人鬼のアート・ザ・クラウンは死体安置所で息を吹き返し、ふたたび街に現れる。 残虐性を増したクラウンは、父親を亡くした姉弟シエナとジョナサンをターゲットに、ハロウィンでにぎわう街を襲撃。1人、また1人と犠牲者を生み出す。 【注目ポイント】 2016年に公開されたホラー映画『テリファー』の続編。白い殺人ピエロ“アート”がハロウィンの夜に暴れ回り、人を殺す残酷描写が魅力の作品になっている。 あまりにも残酷なスプラッター描写の数々に、全世界で話題を呼んだ前作。本作もその勢いは止まらず、SNS上では、「友達が失神して救急車を呼んだ」、「後ろにいた観客が座席で失神していた」「ドア付近でものすごい勢いで嘔吐していた」など、悲惨な投稿が並んだ。 特に印象的なのは、アートが女性の生首をお菓子ボックスに見立てるシーンだろう。何も知らない子供たちが、「生首ボックス」から無邪気にお菓子をもらうシーンは、アートの残酷さに拍車をかけている。 その他にも、「生きたまま女性の顔を溶かし、そして身体を解体する」、「ショットガンで顔面を吹き飛ばす」など、思わず目を背けたくなるシーンが連続。見ているだけで精神がすり減らされること間違いなしだ。 (文・ニャンコ)
ニャンコ