菅井竜也八段（左）と豊島将之九段

　将棋の順位戦A級・最終9回戦が2月29日に静岡市の「浮月楼」で行われ、豊島将之九段（33）と菅井竜也八段（31）が現在対局中だ。 【中継】豊島九段VS菅井八段 注目の一戦は夜戦に突入！（生中継中） リーグ単独首位に立つ豊島九段が勝つと、藤井聡太名人（竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21）への挑戦が決まる。菅井八段が勝った場合はプレーオフが行われることとなる。菅井八段の中飛車から始まった本局は、激しい中盤戦が繰り広げられており、夜戦に向けてさらに注目を集めることになりそうだ。 　“将棋界の一番長い日”に直接対決となった両者の対戦は、先手の菅井八段が中飛車を採用。豊島九段は急戦で仕掛け、激しい戦いへと展開している。昼食休憩後、豊島九段は2時間超えの長考に沈み角交換に挑むと、菅井八段も強気な応酬で後手陣へと迫っている。 　藤井名人への挑戦権争いは豊島九段、永瀬九段、菅井八段の三者に絞られており、6勝2敗の成績で単独首位に立つ豊島九段が勝利した場合は挑戦が決定する。5勝3敗で二番手に付けている菅井八段が勝利した場合は、プレーオフへ進出。同じく二番手の永瀬拓矢九段（31）は中村太地八段（35）と対戦中で、自身の勝利に加えて菅井八段が勝利した場合、三者によるプレーオフで挑戦権が争われることとなる。 　注目の一戦は、夕食休憩を経て夜戦へ突入。ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに振り飛車寄りの数値を表示しているものの、ここからより一層激しさを増すことが予想される戦いから目が離せない。持ち時間は各6時間。 【夕食メニュー】 豊島将之九段　焼津ミナミマグロ丼 菅井竜也八段　浮月にぎり寿司10貫盛り 【夕食休憩時の残り持ち時間】 ▲菅井竜也八段　2時間15分（消費3時間45分） △豊島将之九段　1時間53分（消費4時間7分） （ABEMA／将棋チャンネルより）