『ポケモンスリープ』を約1年続けてきた筆者が気づいた恐ろしい事実
ここ1年、狂ったようにハマっているアプリがある。その名は『ポケモンスリープ』。 リリースからほぼ休まず継続し、リサーチランク(このアプリにおけるプレイヤーランク)は53を突破、最大チームSP(パーティを編成するポケモンの合計能力値)は13000を超えた。完全無課金ユーザーでこれはなかなかの快挙だと自負できる。しかし、ここに到達するまでには吐くほどの困難があった。 【画像】プレイ時間1000時間超えは当たり前?『スプラトゥーン2』という沼 『ポケモンスリープ』がどんなアプリなのか知らない人のために簡単に説明すると、寝る前にスマートフォンを枕元に置いておくだけで、己の睡眠状態が計測・記録できる睡眠記録アプリだ。 「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3つの睡眠パターン(特徴なしも存在する)を基本とし、それに応じて現れるさまざまな種類のポケモンたちの寝顔を観察(寝顔リサーチ)し「寝顔図鑑」を完成させる、というのがこのアプリの目的となっている。 当初は「何もせずともすべてのポケモンが集まってくる、ほのぼの箱庭ゲーム」だと思っていた私は、ただお気に入りのかわいいポケモンたちだけを集め、グータラ寝て過ごしていた。 これが完全な罠だった。 すぐに残酷な現実に打ちのめされた。待てど暮らせど、一向にポケモンの寝顔が増えない。出現するのはコラッタ、キャタピー、ピカチュウ……初代トキワの森で出現するような弱ポケモンだけ。 おかしい、何かがおかしい。 そう、このゲームには「カビゴン評価」という要素があった。ノーマル1からマスター20まで割り当てられており、評価が高くなればなるほどそれに比例して珍しいポケモンが出現する、という仕様になっていたのだ。 当然、野比のび太のようにアホみたいな顔をして何もせず寝ているだけでは評価が上がることなどないし、ノーマルランクのままではカイリュー、バンギラス、リザードンといった強ポケモンたちは永遠に出現しない。 そう、『ポケモンスリープ』とは「ほのぼの」とはまるで真逆の、鬼畜のようなアプリだったのだ。