動物園の人気者たちを反射材キーホルダーに 交通安全の願い込めて 長野
長野県警は、茶臼山動物園(長野市篠ノ井有旅)の人気動物のイラストをあしらった反射材キーホルダーを作り、啓発活動などに役立てている。絵柄はウォンバットやモルモット、ヒョウモンガメなど計6種類。昨年に初めて作ったところ好評で、新しいデザインで約9千個を用意した。 【写真】茶臼山動物園のレッサーパンダ
キーホルダーは、県内各署で実施する啓発活動や催しなどで活用する。費用は、県自動車標板協会(同市西和田)から受けた寄付を充てた。同協会は国の委託でナンバープレート交付を代行しており、「交通安全に役立ててほしい」と県警に贈った。
23日は同動物園での催しに合わせ、長野南署員らの約10人が午前9時半から1時間ほどかけて交通安全などを呼びかけた。約400個を来園客らに配り、人だかりができる人気だった。都内から家族と訪れた酒井哲晴さん(11)は「塾の行き帰りに身に着けて車に気を付けたい」と笑顔だった。
県警交通企画課は、冬季は明るい時間が短くなるとし、「反射材を身に着け、運転手に自分の存在をアピールしてほしい」と呼びかけている。