【速報】知事のパワハラ疑惑『内部告発』 死亡した元幹部 職員労組が知事の『辞職』を申し入れ「もはや県民の信頼回復が望めない状況。告発した職員が守れない、守られない組織は痛恨の極み」
■「私の表現は行き過ぎたものだった」と知事
自身を告発した元県民局長が亡くなったことを受け、斎藤知事は8日「大変心からショック受けている。会見で私の表現は行き過ぎたものだったということで大変反省している」と語っていました。
■「県政が停滞し、もはや県民の信頼回復は望めない」職員労組が『知事の辞職』申し入れ
そして10日午前、兵庫県職員労働組合は「告発をした職員を守ることが出来なかったことは痛恨の極み。文書問題の発生以来、現場の業務遂行には大きな支障が生じている状況であり、県政が停滞し、もはや県民の信頼回復が望めない状況」として、斎藤知事の辞職を申し入れました。
■「政治家として知事が判断されるもの」と副知事
申し入れ書を受け取った片山安孝副知事は記者団に「(申し入れが)出処進退までも含むものであるならば、政治家として知事がご判断されるべきものではないかと思っています。知事に適切に伝えたいと思っております」 「職員団体は、職員を代表する組織であると思っておりますので、そこからの要望ということで重く受け止めたいと思っています」と語りました。 なお、片山副知事を巡っては、「百条委員会」の設置が議会に提案される前に、自民党の控室を訪れ、自身の辞職と引き換えに百条委員会の設置を考え直すよう依頼していたことが判明しています。
■「告発した職員が守れない、守られない組織は痛恨の極み」
兵庫県職員労働組合の土取節夫 中央執行委員長は「告発した職員が守れない、守られない組織は、痛恨の極み。安心して働ける職場づくりをやってもらいたい。元々組合員から辞職を求める声があった。元県民局長が死亡したことを受け、今日の申し入れにつながった」と語りました。
■「後輩たちがのびのびと仕事できるように、県政が変わっていってほしい」生前語っていた元県民局長
死亡した元県民局長は生前、関西テレビの取材に対し「後輩たちがのびのびと仕事できるように、県政が変わっていってほしい」と語り「今の県政は意思決定のプロセスが正常ではなく、優秀な後輩が真っ当な扱いを受けられない状況」そういうことが許せず、抑止になればと思い、告発文を出したと話していました。 元県民局長の死亡を受け、自身の『辞職』を求めた職員組合の申し入れを斎藤知事はどう受け止めるのでしょうか。 元県民局長の死亡が、知事のパワハラ疑惑の真相解明に与える影響はあるのでしょうか。 次の百条委員会は予定通り19日に開催される見込みです。
関西テレビ