主演映画「言えない秘密」完成披露試写会に出席した京本大我（中央）。左から河合勇人監督、横田真悠、1人おいて古川琴音、尾美としのり

　SixTONES京本大我（29）が21日、都内で行われた主演映画「言えない秘密」（河合勇人監督、6月28日公開）の完成披露試写会に出席した。キスシーンにまつわる意外？　な悩みを明かした。 【写真】ステージ上で古川琴音にささやく京本大我 　タイトルにちなんで、自分の「言えない秘密」を聞かれると、「ネタバレはできなんですけど、ラブストーリーをやらせていただいた時、キスシーンが本当にヘタで…」と告白した。「相手に近づくときに、早く目をつぶっちゃうんですよ。適当にいったら、鼻だったり、ほっぺだったりにしちゃって。NGを出しがちでした。唇の場所を当てられないんですよ。秘密というか、悩みですね」と苦笑した。「プライベートで練習頑張ってみます」と大胆に宣言し、笑いを誘った。ヒロイン役の女優古川琴音（27）からも「途中で、福笑いみたいな…」とツッコまれた。 　この日は古川はじめ共演者らと登壇してあいさつした。「1年くらい前に撮影したので、やっと皆さんに見ていただける日がきたと思っております」と喜んだ。「この作品に携わらせていただくことを本当に誇りに思っていたので、自信を持ってお届けしたいです。不安ってわけでじゃにけど、すごく気になるので、すごいエゴサしちゃおうかなと思っています。どう受け取ってもらったのかなと思って」と伝え、会場を沸かせた。 　映画単独初主演。オファーを受けた状況を聞かれ、「最初はフワッとした感じで、マネジャーから『ピアノどれくらいできんの？』って。独学で、こんなものしかできませんよ、ってお見せして。そしたらまたマネジャーから音大生の役だと聞いたので、2段階オファーのような感じでした」と振り返った。「僕なりにしっかり務めなきゃなって責任とプレッシャーを感じながら。すてきな機会だったので、受けさせていただきました」と明かした。 　08年に台湾で上演し大ヒットした同名映画が原案。過去の出来事からピアノが弾けなくなってしまった京本演じる湊人（みなと）が、古川演じる明るく魅力的な雪乃（ゆきの）と運命的に出会い、自然とひかれ合っていくが、ある日突然雪乃が姿を消してしまう。伝統ある音楽大学を舞台にした、淡く切ない涙のイノセント・ラブストーリーだ。主題歌はSixTONESの新曲「ここに帰ってきて」（7月10日発売）。 　関係者向けの初号試写会で、ボロボロと泣いたという。「特にゆきののシーンでグッときました。客観的に1人のお客さんとしてボロボロ涙が出て。皆さんも泣いてもらって、グッときてもらって。泣いちゃうのが不思議なことじゃなかった、って。再確認したいなって思っております」と呼びかけた。河合監督から「自分の主演映画見て泣くのは珍しいなと思った」と指摘されると、京本も「超恥ずかしいですよね」とうなずいていた。 　劇中では古川と連弾のシーンもある。京本はクランクイン3カ月前から、経験者の古川は1カ月前からピアノを練習したという。現場でも隙間時間があれば練習していたという。京本は「おかげで、本番でガチガチじゃなかった。いい緊張感で、琴音ちゃん経験者で、堂々と弾いてくださるので。自然とOKがでて、いい練習法、いい環境でした」と感謝した。