大阪・松井知事 万博協会設立で「ワクワク感が自分の中にある」
大阪府の松井一郎知事は30日午後、大阪府庁で定例会見を行った。同日午前に大阪・関西万博で協会が設立されたこともあり、会見で報道陣からは万博に関する質問が相次ぎ、松井知事は「いよいよ万博だなと実感が沸いてきた。ワクワク感が自分の中にある」と述べた。 【中継録画】大阪府・松井一郎知事が午後2時から定例会見(2019年1月30日)
「適材適所の人事を行っていきたい」
松井知事は設立について「11月23日に誘致に成功した時もうれしかったけど、きょうは『いよいよ万博だな』という実感が沸いてきた」と、設立について今の気持ちを表した。 2025年の開催まであと6年だが「6年なんてあっという間」と話し、地元自治体としての役割を果たすべく「適材適所の人事を行っていきたい」と抱負を述べた。
「体験型というのが今回の万博の目玉と思っている」
報道陣からは1970年大阪万博の際に展示された「月の石」のような目玉の展示などについてどう思うか?という質問に対しては「僕は体験型というのが今回の万博の目玉と思っている」と答えた。 大阪・関西万博という略称も決定し、大阪以外へのサテライト会場の設置に関する話題にもふれていた。松井知事は「希望するエリアのみなさん方に、まさに世界を驚かすアイデアを作っていただきたい」と述べた。また、こうしたプランが出た後、協会の方でそれらがふさわしいか判断していくと思うとも話していた。
万博記念基金の活用を検討しているのか?
また、1970年大阪万博の収益などを積み立て、残高が約190億円とされる万博記念基金の活用を検討しているかについての質問も飛んだ。 これについて、松井知事は「次の世代のためにということで利益が出たものを基金として積み上げてきたわけだから、利益が出たものは現役世代におくるのは、普通の流れだと思う」という考えを示した。