【アメリカ大統領選挙】トランプ氏が圧勝で“返り咲き”日本の暮らしに影響は?岩田明子氏「自動車関税を“蒸し返してくる”可能性」
日本経済への影響は?“蒸し返し”あるのか
トランプ氏が大統領になった場合、第一生命経済研究所の永濱利廣氏によると、以下のような影響を日本経済に及ぼす可能性があるといいます。 ▼関税引き上げ ⇒ 円安・株高 ▼エネルギー増産支援 ⇒ 物価上昇抑制 ▼円安以上にエネルギー価格が安ければ、物価上昇が収まる可能性も ――円安かつ株高が進む? 岩田明子氏: この傾向は強いと思います。トランプさんは前の政権の時にも、日本の円が強すぎると円安指向だったんです。当時、安倍さんが「為替については当局に任せるべきで表で言ってはいけない」と言ったら、会談でそのことについては言及しなくなったんですけども、また言及してくる可能性も無きにしもあらず。必ず今度言ってくるであろうことは、関税ですよね、特に「自動車関税」。日米物品貿易協定の時には、協議をしている間は敵対的行為をとるのはやめようと自動車関税を回避させましたので、トランプさんとしては痛恨の気持ちがあるわけで、蒸し返してくる可能性があると。 あとは為替是正などによる貿易、アメリカしたら赤字を是正してくるという動きは必ずやってくると思います。
トランプ氏の裁判“打ち切り”の可能性も?
現在、4つの裁判を抱えているトランプ氏。 今後この裁判がどうなっていくのかについて、明治大学の海野素央教授によると、特別検察官による起訴事件については、起訴した特別検察官を解任できる立場になるため、裁判打ち切りの可能性があるとのこと。 さらに、州の検事による起訴事件では、憲法は大統領公務を制限できないため、退任まで裁判が延期の可能性があり、アメリカの司法の力が弱まってしまうことが懸念されています。 (めざまし8 11月7日放送)
めざまし8