「何を言えばいいのだろうか」エ軍メディアがア・リーグ西地区の“最悪契約ランキング”発表「大谷翔平が去ってDHとして活躍が期待されたが、またしても…」
1位は、2020年に7年2億4500万ドル(当時約368億円)の大型契約でエンジェルスに加入しながら、毎年のように怪我を繰り返して負傷者リストに入っているアンソニー・レンドーンだ。 短縮シーズンだった20年こそ60試合中52試合に出場したが、162試合のフルシーズンとなった21年は58試合、22年は47試合、23年は43試合しか出場していない。24年も4月20日に左ハムストリングを痛めて約2か月半、68試合を欠場した。7月8日に復帰したが、腰の炎症で8試合を欠場し、さらに9月8日から10日までの3試合を左腹斜筋の張りで欠場。10日には今シーズン3度目の負傷者リスト入り(今回は10日間)が発表された。 「現時点で何を言えばいいのだろうか。エンジェルスは2年後の契約満了を、ただ時計を見ながら待っているだけ。多くの人はショウヘイ・オオタニがFAで去った後、フルタイムのDHに転向して守備の負担を軽減し、バットで活躍するだろうと考えていたが、24年もまたもや失われたシーズンとなった。グラウンド上でのパフォーマンスは最低水準。ペリー・ミナシアンGMは競争力のあるチームを構成するために、レンドーンをシーズン後に解雇して、いくらかを後払いに設定するだろうか? いや、エンジェルスでそのようなことは起こりえない」 レンドーンの24年の出場試合数は「57」。21年に記録したエンジェルスでの出場最多記録「58」にあと1試合と迫りながら、またしても負傷者リスト入り。9日に公開された地元紙『Orange County Register』でのインタビューでは、「何をやっても、うまくいかなかい。(怪我を避けるための方法は)禁止薬物以外は全て試したんじゃないか。でも答えは見つかっていない」と悲観に暮れていた。 今シーズンもプレーオフ進出が消滅し、10年連続でポストシーズンを逃しているエンジェルス。レギュラーシーズンは残り17試合となり、レンドーンの今シーズン復帰も絶望と見られている。 構成●THE DIGEST編集部