【高校野球】東海大札幌 双子の弟・太田勝馬が決勝打「寒さは平気なので、特に困ったことはありませんでした」今季一番の寒さの東京・明治神宮大会で初戦突破
東京都内では最低気温5.5度と、今季一番の冷え込みとなったきょう20日、秋の日本一を決める明治神宮大会が開幕した。 東海大札幌(北海道)が東海王者・大垣日大(岐阜)を相手に3対0で初戦を突破し、ベスト8進出を決めた。 「この寒さは全然平気なので、特に困ったことはありませんでした」と語った東海大札幌の4番・太田勝馬(しょうま)選手(2年)が寒空の神宮で躍動した。 1回裏、ランナー1、3塁のチャンスで打席がまわると、右中間へタイムリー三塁打を放ち2点を先制。北海道大会でチームトップ6打点を誇る主砲が、全国大会でも持ち前の勝負強さを発揮した。 「変化球が来るだろうと狙っていました。(神宮でのタイムリーは)気持ちよかったです。」と話した太田勝馬選手は、この日、1番センターで先発出場した太田勝心(まさむね)選手(2年)と双子の兄弟。 左打ちで落ち着いた性格だという兄の勝心選手に対し、弟の勝馬選手は、右打ちで「おちゃらけ」タイプと性格も対照的だが、普段から大の仲良しだという。 家では2人でバッティング練習を行って、互いにアドバイスしあうなど、幼い頃から共に甲子園をめざしてきた。 この日、兄の勝心選手は4打数無安打と快音は響かなかったが、弟の勝馬選手は「次の試合は一緒に活躍して、一戦必勝で勝ち上がっていきたい。」と次戦を見据えた。 東海大札幌は、あさって22日に、ベスト4をかけて中国地区代表の広島商と対戦する。(取材・文 MBSスポーツ局 上原桐子)
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