グラビア10周年・和地つかさ、1st写真集は修正ほぼナシの素「これが最初で最後でもいい」
良い感じのエロっぽさがあるんです
――コロナビールが映っている写真、少し中身が減っていたのは本当に飲んでいたからなんですね(笑)。 和地 はい。夜の場面の写真では「飲もうか!」とシャンパンとか用意していただいて。そのおかげか、飲んだ結果少し顔がトロ~ンとして、良い感じにエロっぽさがでているのが良いんですよね。落ち着いた空気の中で、楽しく好きなことしながら撮っていただくと、本当に普段自分でも見たことない表情が出るんだなあって。 あと一つひとつの写真に魅力が溢れるような構成になっているのも見どころです。例えばホテルで寝転んだところを連続で使っている場面。一枚ずつを見ればそこまで強烈な印象に残らないショットが、連続で載ることですごく空気感が出るというか、エロスが香るというか……「やっちゃってるやん!」みたいな写真になっていて(笑)。見開きで見ることで、すごく物語やドラマが浮かんでくるような構成になっているので、すごく見ごたえがあります。 ――また今回のロケ地の“日常感”が、より素の表情を引き立たせた感がありますね。 和地 はい。今回は都内のホテルとアトリエ、横浜中華街、あとは千葉県鴨川市の漁師町まで行きました。個人的に少し寂れた古民家のような場所で撮りたいとお願いしたんです。写真集撮影は海外や海辺が当たり前に思われるかもですが、私の雰囲気って賑やかな場所や海外で明るくキャハハ!な感じが合わなくて(笑)。どこか“和”を感じる場所の方が、私らしさが出る気がしたんです。 ――よく写真集に向けて体型づくりをされる方が多いのですが、和地さんはだいぶナチュラルな体型で臨まれていますね。 和地 私のファンの方は、少しふっくらしているぐらいの私が好きな方が多くて。私としても写真集に向けてバキバキに肉体改造するぞ!というより、ちょっとぽっちゃり、けど太って見えない、女の子が見てもホッとするような体型で撮られたいなと思っていたんです。 特に、丸みのある身体の曲線を結構重視しようと考えていました。体の大きさや、振り返った時にできるシワ修正はほぼせず、生々しさというか……“女性らしさ”を出すこと・見てもらうことに重点を置いていたんです。例えばパンツの上にお腹のお肉が乗っているところがあるんですね。普通なら修正するか、お腹へこませて撮るところ、そのままの状態で撮っていただきました。 まるで人形のような瘦身でキレイな姿は確かにステキですけど、そうじゃない人間味溢れた生っぽいセクシーもあっていいのかなあって。まあ、酔ったときにできたアザだけは修正してもらいましたけれど(苦笑)。 ――アザ以外は何かも包み隠さず見せたと(笑)。インスタの投稿に、「孫にも見せたい作品。ばぁばはこんなんやったんやでぇって」とコメントしていましたね。 和地 はい。おばあちゃんがこんな感じだったらメッチャ嬉しくなっちゃいませんか?私がしわくちゃになって、もう今の面影が全然なくなった時。子どもや、孫がこれを読んだら、きっと「おばあちゃん、こんなに可愛かったんだ!ステキだね‼」と思ってもらえる中身になったのはすごくうれしい。完成品を見た時、「これが最初で最後の写真集になってもいい」と思えたぐらい、本当にステキなものになりました。とはいえ、欲も出てきて、売れたら次の写真集は来年に出したいですねえ。なので……みなさん、ぜひ購入よろしくお願いいたします!
田口 俊輔