根室花咲港 サンマ水揚げ5年連続日本一
全国さんま棒受け網漁業協同組合(本部・東京、略称・全さんま)は7日、2024年の全国サンマ水揚げ状況を公表し、全国の水揚げは前年比で58%上回った。北海道根室市の花咲港の水揚げは同55%増の2万126㌧と令和になって初めて2万㌧を上回り、15年連続水揚げ日本一を確保した。 全国で水揚げされたサンマは3万8695㌧で5年ぶりに3万㌧を上回ったほか、北海道は2万3904㌧(前年比60%増)で5年ぶりの2万㌧超えとなった。花咲以外は、厚岸が3504㌧(同86%増)で全国5位、釧路が4倍増となる274㌧で同6位となった。 本州の水揚げは1万4791㌧(同55%増)と4年ぶりに1万㌧を上回った。岩手県大船渡が5650㌧(同46%増)で全国2位、宮城県の女川が2倍増の3765㌧で同3位、気仙沼が3656㌧(同18%増)で同4位と続く。 全国の水揚げ金額は179億8163万円(同78%増)。北海道が107億7277万円(同87%増)で令和初の100億超え。花咲が92億5380万円(同84%増)、厚岸が2倍超の14億2753万円、釧路は3倍を超える9144万円だった。 本州は72億885万円(同65%増)。大船渡が27億8457万円(同50%増)、女川が2倍超の19億51万円、気仙沼が17億2728万円(同29%増)と続いた。 1㌔当たりの平均単価は全国で464円(同12%増)、北海道は450円(同17%増)。花咲が459円(同18%増)、厚岸が407円(同11%増)、釧路が333円(同18%減)だった。
釧路新聞