利用が中止された永源山公園プール

　山口県周南市は21日から予定していた新南陽地区の永源山公園プールの今年度の利用を中止すると発表した。10～11日にかけての大雨でウオータースライダー、幼児用プールの循環ポンプが水没、損傷した。さらに流水プール、25メートルプールで水位が低下したが、地下配管からの漏水が疑われ、漏水場所の特定に時間がかかるためと説明している。 　このプールはTOSOH PARK永源山の中にあり、1990年に完成。流水プール、25メートルプール、幼児用プール、ウォータースライダーもあり、昨年は2万人が訪れた。今年は21日から8月31日まで開場する予定だった。 　9日にオープン前の最終点検を終えていたが、ウォータースライダーから水を流す役割もある幼児用プールの循環ポンプが破損した。 　流水プール、25メートルプールの水位が下がっていることがわかったのは13日。調査したが地上に出ている配管には異常が見つからなかったため地下配管からの漏水が疑われ、修理に時間がかかる可能性があることから、この夏の営業を断念した。公園花とみどり課は「楽しみにしていた人に申し訳ない」と話し、新南陽プールなどの利用を呼び掛けている。 　同市には新南陽ふれあいセンター併設の新南陽プール、鹿野地区に鹿野プール、八代にツルいこいの里水泳プールがあり、この3カ所は8月31日まで利用できる。プール利用の問い合わせはスポーツ振興課（0834-22-8624）へ。