負傷者続出に苦しむレアル・マドリーだが…アンチェロッティ「下部組織の選手たちに出場機会を与えるのはクラブの目標じゃない」
24日のラ・リーガ第14節、レアル・マドリーは敵地ブタルケでのレガネス戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、インターナショナルウィーク前に行われた前節オサスナ戦(4-0)のようなパフォーマンスを継続する意欲を示した。 「チームの調子は良いよ。代表チームでプレーした選手たちは問題なく戻ってきたし、残った選手たちは良い仕事を実現した。私たちは前試合でつかんだ良い感触を確かなものにしたい。良い試合にできたらいいね」 オサスナ戦でDFエデル・ミリトンが前十字靭帯断裂の重傷を負ったレアル・マドリー。DFラインを主として負傷者が続出している状況で、外部から選手を獲得するほか、バルセロナのように下部組織を重用すべきとの声もあるが、アンチェロッティ監督はどう考えているのだろうか。 「下部組織の選手たちに出場機会を与えるのはクラブの目標ではない。クラブの目標は出場時間を与えることではなく、下部組織に対して愛情を持つことだ。多くの選手を輩出してきた組織にね」 「私の責任は可能な限り最高のメンバーを構成することだ。私はこのクラブで指揮を執っている間、各試合で最高のメンバーを起用してきた。下部組織はクラブにとって重要なものだが、私がクラブのチームづくりに疑いを持つことはない。クラブがここ10年にわたって行ってきたチームづくりは素晴らしかった」 「その間、下部組織の若手たちもトップチームに存在していたし、これからだって存在し続けるよ。私たちは下部組織の選手たちを全員チェックしている。いつの日か、レアル・マドリーでプレーする準備を完了させた選手も出てくるはずだ」 オサスナ戦ではBチームの21歳DFラウール・アセンシオが活躍したが、今後も起用し続ける考えはあるのかを問われると、こう返した。 「オサスナ戦では見事なプレーを見せたね。心構えもフィジカル的にも準備はできている。モチベーションにあふれているし、良い感じだよ」