女子強化、普及委員就任の南キャン山崎静代は女子ボクシングの東京五輪メダル獲得のためにどんな役割を果たせるのか?
日本ボクシング連盟の女子強化、普及委員に就任したお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代さん(41)が2日、オンラインで、合宿中の日本女子の東京五輪代表及び代表候補を激励、その後、会見に応じた。 日本ボクシング連盟が「山崎さんはロンドン五輪を目指してアマでボクシングに全力を尽くされた。引退されてからもアマの関係者と親交が続き(アマチュアボクシングに)興味を持っていただいていたことを耳にした。山崎さんの知名度を考えたとき必要な存在だと。具体的な計画はまだ決まっていないが、あらゆる普及活動や強化への参加を楽しみにしている」との理由で、しずちゃんに連盟の強化、普及委員就任をオファーしたもので、しずちゃんは、迷うことなく承諾したという。 「依頼をしてくださって、ありがたい、うれしかった。私は芸能界でお仕事をさせてもらいながらボクシングにめちゃくちゃ真剣に取り組んで、人生においていい経験、必要な経験をさせてもらった。それをボクシングに恩返ししたいなと引き受けさせていただいた」 しずちゃんは、2007年からボクシングを始め、女子として初となる五輪出場をミドル級で目指した。2012年にはロンドン五輪予選を兼ねた世界選手権にも出場、1回戦で勝利している。惜しくも予選突破はならず2015年に引退したが、「41年間、今まで生きてきて、何が一番うれしかったかと言えば、2012年の世界選手権で1勝したこと」と明かして、そのボクシング愛を語った。 「いろんな経験をしたが、あれが一生で一番と思えるくらい大事な時間だった。地獄やなと思っていた練習も財産になっています」 そして憑りつかれたボクシングの魅力について、こう続けた。 「ボクシングがすごく好きなのは、勝てへんかもしれん相手に勝てる競技。プロとアマで戦い方は違うが、戦い方次第で勝てたりするのが魅力。むちゃくちゃ運動神経がいいから強いんじゃなく、どん臭くても、どん臭いからこそ、それを生かした戦いで勝てる可能性がある。しかも女子も男子も関係ない。なんで女子なのに(ボクシングを)?と思われるんですけど女子だって、やりたいし戦いたい。男子でも編み物したい人はしたいじゃないですか。男女関係なく戦っている女子はかっこいいなと私は思います」