スビメンディの代表初ゴールが決勝弾に! スペインがデンマークを下してG4首位浮上
UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ4の第3節が12日に行われ、スペイン代表とデンマーク代表が対戦した。 デンマーク、スペイン、セルビア、スイスの4チームが所属するリーグA・グループ4。セルビアとの初戦を1-1で引き分けたスペインは、続くスイス戦を4-1で勝利してグループ2位につけている。対するは開幕から2連勝を記録し、無敗を維持しながら首位に立つデンマーク。2試合で計4得点0失点と盤石なゲームを披露するデンマーク相手に、10番を託されたラミン・ヤマルら“ラ・ロハ”が立ち向かう。 試合は、立ち上がりの2分にデンマークがファーストシュートを記録したものの、以降はスペインが相手を圧倒する。21分にはペドロ・ポロがドリブルで右サイドを突破し、深い位置まで運んでクロスを供給。クリアを拾ったミケル・オヤルサバルのボールは奪われるが、セカンドボールを回収したアレハンドロ・グリマルドが左サイドからグラウンダーの折り返しを送る。だが、アルバロ・モラタが至近距離から放ったシュートは枠の右へ。スペインが決定機を逃した。 45分にはヤマルにビッグチャンスが訪れる。スペインが最終ラインからボールを繋ぎ、ダニエル・ビビアンが右サイドのP・ポロへと展開。ファーストタッチで前を向くと、相手DFラインの裏にグラウンダーのスルーパスを供給する。反応したヤマルがマーカーとの並走を振り切り、ボックス内に侵入しながら左足でシュート。しかし、GKと1対1で放ったボールは枠の上を通過してしまった。 後半も大量のチャンスを作り続けるスペインは、62分にハーフラインでボールを持ったビビアンが鋭く縦パス。ファビアン・ルイスが空いたスペースを確認しながら引き出し、DFと駆け引きするモラタに向けてスルーパスを出す。ややボールは流れたものの、モラタが追いつきワンタッチでシュートを放つ。シンプルかつ縦に速い攻撃でゴールに迫るが、GKカスパー・シュマイケルが的確な飛び出しでチームを救った。 68分には、またもスペインがポゼッションでデンマークを缶詰め状態に。センターバックのアイメリク・ラポルテが持ち運ぶがノープレッシャーだったため、遠い位置から思い切りよく左足を振り抜く。すると、ボックス内のモラタがシュートを途中でカット。コントロールでDFをかわし、体を捻りながら左足でシュートを放つ。だが、ビッグセーブ連発のGKシュマイケルが再びストップ。頼れる守護神が間一髪でピンチを凌いだ。 そんななか、79分に均衡が破られる。P・ポロのクロスは大外に流れ、こぼれ球を拾ったアレックス・バエナがファビアン・ルイスとのパス交換からクロスを供給。デンマークDFヴィクトル・ネルソンが競り勝って跳ね返すが、ボックス外で待つマルティン・スビメンディが右足を一閃。ボレーシュートに対してGKシュマイケルも反応したものの、ボールは手を弾きながらゴールに吸い込まれた。なお、スビメンディにとっては代表初得点となった。 結局、そのまま試合は1-0で終了。スペインが勝利して3ポイントを獲得した。次節は今月15日に行われ、スペインはホームでセルビアと対戦。デンマークはアウェイでスイスと対戦する。 【スコア】 スペイン代表 1-0 デンマーク代表 【得点者】 1-0 79分 マルティン・スビメンディ(スペイン代表)
SOCCER KING