１１日に韓国で試合を行う京口紘人（カメラ・戸田　幸治）

◆プロボクシング　「Ｔｒｅａｓｕｒｅ　Ｂｏｘｉｎｇ６」　▽フライ級（５０・８キロ以下）１０回戦　ＷＢＡ同級２位、ＩＢＦ同級４位、ＷＢＣ同級１０位　京口紘人―ＩＢＦ同級９位ビンス・ハラス（５月１１日、韓国、仁川・パラダイスシティ・グランド・ボールルーム） 　元世界２階級制覇王者でＷＢＡ世界フライ級２位の京口紘人（ワタナベ）が１日、都内で取材に応じた。１１日に韓国でＩＢＦ同級９位ビンス・パラス（フィリピン）とノンタイトル１０回戦を行うことがすでに発表されている。対戦するパラスとは、ＩＢＦ世界ミニマム級（４７・６キロ以下）王者だった１８年に２度目の防衛戦の相手として対戦。プロデビュー１０試合目で初のダウンを奪われたが、判定勝ちを収めている。「相手はリベンジを狙って気持ち入って挑んでくるだろうけれど、しっかり返り討ちにしたい」とプロ２０戦目となる記念の試合での必勝を期した。 　京口は昨年、ＴｉｋＴｏｋやインスタグラムでインフルエンサーとして活動している「あきまっくす」と結婚。「妻が一般応募しました」と５日に放映されるテレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい！」（日曜・午後０時５５分）への出演が決まっているという。すでに収録は済んでおり、現在は試合に向け、練習に集中しており、愛妻のためにもパラス戦は負けられない一戦になる。 　ＩＢＦ世界ミニマム級王座、ＷＢＡ世界ライトフライ級（４８・９キロ以下）スーパー王座に続く３階級制覇を目指しており、この試合に勝てば、年内の世界戦も視野に入る。これまで、タイ、マカオ（中国）、米国、メキシコと海外での試合経験も豊富なだけに、プライベート含めて初の韓国での試合にも「海外での試合は楽しい」と自信たっぷり。 　パラスは昨年１０月に東京・有明アリーナで行われた試合で、勝利後にラウンドガールに抱きつき場内が騒然となった。同５月にも、フィリピンで勝利後にラウンドガールに抱きついている。京口は「今度は絶対抱きつかせない」と勝った際に行う”儀式”はさせないとキッパリ。妻の前で”抱きつき魔”を成敗してみせる。 　戦績は３０歳の京口が１８勝（１２ＫＯ）１敗、２５歳のパラスが２０勝（１５ＫＯ）２敗１分け。 　試合はＵ―ＮＥＸＴでライブ配信される。