古代マヤの水路をプカプカ……生き物の楽園で楽しむ人気アクティビティ
メキシコ、ユカタン半島のカンクンは日本でも知られた有名なリゾート地であるが、そのカンクン南のプエルトモレロスからプンタ・アレンまでの全長約193kmのカリブ海沿岸を「リビエラ・マヤ」と呼ぶ。ここは近年、オールインクルーシブホテルが建ち並び、特にヨーロッパからのセレブ、有名人が訪れるリゾートとして注目されている。カンクンよりマヤ遺跡、セノーテ、自然テーマパークへのアクセスが良く、あらゆる層の旅行者から人気のエリアである。 ユネスコの自然遺産にも登録されているシアン・カアン生物圏保護区。シアン・カアンとは古代マヤの言葉で「空が生まれた場所」という意味。総面積5300平方キロメートルの広大な地域にはサンゴ礁、熱帯雨林、ラグーンが広がる。 300種以上の鳥、100種以上の哺乳類、約1200種の植物が生息している。マヤ人が貿易のために切り開いたマングローブの水路はエメラルドグリーンで鮮やか。 ここシアン・カアンをボートやカヤックで遊覧するツアーもあり、マングローブに囲まれたマヤ水路を遊泳するアクティビティは特に人気が高い。ライフジャケットを下半身に装着して、緩やかに流れる水路をプカプカ浮かんで浮遊する感覚はまさに自然の流れるプールのようだ。 (2016年1月撮影)