子どもらが職業の成果を発表、天王寺区インターンシップ事業。企業担当者「生徒の発表に感動」/大阪
大阪市天王寺区に住む中学生・高校生を対象に、大阪府内の企業で実践的な職業体験を積める同区主催のインターンシップ事業「天王寺区みらいチャレンジ☆スクール」の報告会が28日、同区役所講堂で行われ、参加した生徒たちが自らの経験を多くの受け入れ企業関係者や同区民らの前で発表した。
受け入れ企業担当者「生徒さんの発表に感動した」
この事業は、学校の教室では学ぶことのできない職業体験を実践することで、社会人になって働く際に必要な能力やマナーを学んでもらおうと、同区が昨年から実施しているもの。 今年も夏休みを利用して、同区在住の中・高生10人が同事業にチャレンジ。それぞれが5日間の体験を大きなスクリーンを使って報告した。 受け入れた企業からも多くの関係者が訪れ「生徒さんの発表を聞いて感動した」「若いっていい」「たった5日の短い期間でも技術をすごく吸収してくれました」「これからもいろんな可能性を試してほしい」といった声が聞かれた。
区長「これからも様々な形で子どもら応援していきたい」
今回の成果発表会で同区の水谷翔太区長(30)は「大阪市の中でも前例のない事業で手探りの中いろいろ頑張ってきました。この2年間、子どもたちとふれあっているとユニークな志をもった子が多い。そうした子らをこれからも様々な形で応援し、天王寺の未来を切り開いていきたい」などと話していた。 また、この報告会ではハローワーク大阪東とのコラボレーションとして、職業相談なども行われ、子どもの進路や就職についての質問受け付けなども行われた。