石破茂氏、自民総裁選への出馬明言せず 「同志が戦っている」態度表明は都知事選後 福岡市で講演
自民党の石破茂元幹事長が4日、福岡市内で講演し、9月の党総裁選への立候補を巡り「同志が命懸けで戦っているときに、『自分が、自分が』みたいな話はしない」と述べ、7月7日投開票の東京都知事選と都議補欠選挙が終わるまで態度を表明しない考えを示した。 【画像】石破茂氏 石破氏は、元自民副総裁の山崎拓氏が開いた政治資金パーティーに講師として登壇。党総裁選に関し「決意を周囲に伝えたこともなければ、申し上げたこともない」とした一方で、日本経済の立て直しや派閥の裏金事件を受けた政治改革の必要性を説き、出馬への意欲を色濃くにじませた。 先の国会で改正政治資金規正法が成立したものの、「有権者が政治家を信じていない。会社法があるのに政党法がないのはどういうことか」とも語り、政党のガバナンスルールを定める法制化にも言及した。 石破氏の講演後、山崎氏は「防衛政策を極めた人が首相になるべきだ。いの一番に石破さんを推薦する」と応援宣言した。 (河合仁志)