東北ゆかりの音楽家6人組がCD「峠を越えて」 秋田など原風景を表現
秋田市など東北在住の音楽家グループ「北のクラフト楽団」が10月中旬、初めてのCDアルバム「峠を越えて」を発売した。(秋田経済新聞) 【写真】東北ゆかりの音楽家6人のグループ「北のクラフト楽団」 秋田市や盛岡市、仙台市在住の音楽家ら6人から成る同グループ。2022年10月、盛岡市内で初めて開かれたマーケットイベント「北のクラフトフェア」に出演以降、毎年同イベント会場で演奏を披露する。メンバーは、フリューゲルホルン奏者の鈴木雄大さん、フルート奏者の石川真由子さんとふじおかやすこさん、マリンバ奏者のtkoさん、ギタリストの大垣涼太さん、ベーシストの加藤禎哉(さちや)さん。「回を重ねるごとにCDなどの音源を求めるファンが増えたこと」(石川さん)などから、CDの発売を決めた。 秋田県と岩手県を隔てる仙岩峠や東北の河川などをモチーフにした叙情的な作品「稜線(りょうせん)」「水と郷愁」、演奏時の空気感を録音に生かした作品「白の跡」「craft~北のクラフトフェアに寄せて」などオリジナル9曲を収録する。 石川さんは「私たちの演奏が忘れられないと声をかけてくれた少年との出会いから、音楽を届ける喜びと責任を感じた」と話す。リーダーの鈴木さんは「東北に原風景を持つメンバーが、当地だからこそできる原風景を表現した。鼻歌のような風通しの良さが感じられる演奏を楽しんでもらえるのでは」と出来栄えに自信を見せる。 価格は2,750円。秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)や自主流通CDを中心に扱う「studio」(大町3)などで販売する。通販にも対応する。
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