6速MTあり! ミツオカ最新「ビュートストーリー」がスゴい! 全長4m「ちょうどいいボディ」に超レトロデザイン×「豪華インテリア」採用! 「小さな高級車」どんなクルマ?
新車だけど旧車みたいな存在感
近頃、懐かしいデザインの家電や昭和を残す施設が若者に人気を博すなど、“レトロブーム”という現象が起こっています。これがクルマにも波及し、旧車への人気も高まっています。 いっぽうで、最新機能を搭載する新型モデルでありながら、旧車のようなレトロなデザインを実現したモデルも存在します。その代表例が光岡「ビュート」シリーズです。 【画像】超カッコイイ! これが全長4mの「小さな高級車」です! 画像で見る(68枚)
ビュートシリーズは、創業初期から多くのカスタムカーを手掛ける光岡が展開するコンパクトカーのカスタムモデルです。 新車をベースに、ハンドクラフトによる専用パーツやインテリアを装備し、英国の高級車であるジャガー「マークII」をモチーフにデザインしています。 初代は前年にデビューした「マーチ」(2代目・K11型)をベースとし、以来3世代にわたって展開。以来、累計1万3000台(2023年7月現在)を販売するなど、カスタムカーとしては異例の人気を誇り、光岡の主力モデルとなっています。 現行型は通算4代目で、2023年9月に発売。 11年ぶりに全面刷新を果たした現行型は、前年にマーチの国内販売が終了したことから、ベースモデルをトヨタ「ヤリス」に変更。車名も新たに「ビュートストーリー」としています。 新型車を採用したことで、先進運転支援システムの装備など、安全性能などは大幅に進化させつつ、従来と変わらないコンセプトを維持しています。 ボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1495-1510mmです。 デザインは歴代モデル同様、ジャガー マークIIを彷彿とさせる丸型のLEDヘッドランプ類やハート型グリル、アイアンバンパー風フロントガーニッシュなどを装備。人懐っこい表情とレトロなデザインを表現しています。 また、ボンネットやボディサイドにはフロントから連続するモール加飾を装着し、ホイールもメッキセンターキャップ付きを装備し、オシャレで華やかに仕上げています。 リアは大きな丸型テールランプやメッキバンパー調加飾などを装備し、全体にわたってヤリスの存在を感じさせない、大幅なイメージチェンジを果たしました。 なお、ボディカラーは標準色4色とオプション色8色を設定。レトロな「ベージュジレ」やパステル系の「ピスタチオカーキ」「ウォッシュドデニムブルー」のほかに、鮮烈なオレンジ「テラコッタオレンジマイカ」を用意するなど、ポップな専用色を用意。 インテリアは大部分にヤリスの面影を残すものの、ブルーやグリーン、ブラウンなど8色から選べるパイピング&ステッチ入りの専用レザーシートや、シートと同色のインパネ加飾もオプションで用意するなど、インテリアの雰囲気を大きく変えることができます。 2024年9月には、ベージュを基調にホワイトパイピングと2色のチェック柄をあしらったレザーシートや、インパネにアーティフィシャルフラワーを取り付けられる「フラワーセット」を新設定し、さらに優しい雰囲気をまといます。 なおデザインを除いた部分は基本的にヤリスと同一で、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、運転の先読みアシスト機能 プロアクティブドライビングアシストといった、最新の先進運転支援パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を採用。 またオプションではブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニターを設定するなど、先代から大幅に安全性能が高まっています。 搭載されるパワートレインも、1リッターもしくは1.5リッター直列3気筒エンジン、さらにビュートシリーズ初となる1.5リッターハイブリッドの3種類から選択が可能です。 トランスミッションは、1リッターエンジンモデルとハイブリッドモデルではCVT、1.5リッターエンジンモデルではCVTもしくは6速MTが組み合わされ、駆動方式は2WD/4WDが選択可能です。 ビュート ストーリーの価格(消費税込)は322万5200円から451万円です。 レトロな雰囲気で、人と違ったクルマがいいけれど、旧車は維持が大変で快適性も劣る傾向にあります。 そんななか、ビュートストーリーでは最新機能や高い安全性能はそのままに、非常にユニークでオリジナリティあふれる仕上がりで、個性を主張することができます。 なお光岡では、70年代のスポーツカーを思い起こさせる新型「M55」の発売を予定しているほか、コンパクトセダン/ワゴン「リューギ」をラインナップしています。
くるまのニュース編集部